迷ったときの手の選び方
スパイダーソリティアでは、動かせる手が複数あって迷う場面がよくあります。ルールを覚えたあとで差がつくのは、こうした場面の判断です。
このページでは、実戦でよくある5つの場面を図で紹介します。答えを読む前に、自分ならどうするか一度考えてみてください。なお、ここで紹介するのは基本の考え方で、実際の最善手は盤面全体によって変わります。
場面1:同じカードを置ける場所が2つある
答え:♠8(列2)に置く
どちらに置いても列1の裏向きカードはめくれるので、得られる情報は同じです。それなら、あとでまとめて動かせる同じスートを選びます。♥8に置くと、♠7をどかすまで♥8を動かせなくなります。
場面2:同じスートにつなぐか、裏向きをめくるか
答え:多くの場合は♥7を置く
♠7を置くと見た目はきれいですが、その下に出てくるのは表向きの♦8で、新しい情報は増えません。♥7を置けば、列2の裏向きカードがめくれます。迷ったら、裏向きをめくれる手を優先するのが基本です。
ただし、♠7をつなぐことで同じスートの長い並びが完成に近づくときなどは、そちらが良い場合もあります。
場面3:どの列を掘るか
答え:♣5(列1)を動かす
どちらも裏向きが1枚めくれますが、列1は残りの裏向きが0枚になり、次のカードに行き先があれば空列になります。列2は動かしても、まだ裏向きが3枚残ります。同じ「1枚めくる」なら、空列に近いほうを選びます。
場面4:空列にキングを置くか
答え:この場面なら動かしてよい
K♠を動かすと列1の裏向きがめくれ、さらに♠Qを続けて列2の裏向きもめくれます。1つの空列を使う代わりに2枚めくれて、同じスートの並びも始められるので、価値のある手です。
もし♠Qが見えておらず、めくれるのも1枚だけなら、空列を残して別の手を先に探すほうが安全です。
場面5:山札を配りたいが空列がある
答え:♦4を置く
空列があるあいだは山札を配れないので、どれかを置く必要があります。♦4を動かせば列2の裏向きカードがめくれ、埋めるついでに前進できます。♠Jを動かしても、下から出てくるのは表向きの♥Qで、新しい情報は増えません。
めくれたカードの行き先が見つかれば、もう一度空列を作れる可能性もあります。その場合は、配る前にもう一度盤面を確認してください。
迷ったときの判断の順番
5つの場面をまとめると、迷ったときは次の順番で考えると整理しやすくなります。
- 裏向きカードがめくれる手はあるか
- めくれる手が複数あるなら、空列に近い列はどれか
- 置き場所を選べるなら、同じスートにつなげるか
- 空列は、埋める前に作業台として使えないか
- 手がなくなったら、整理してから山札を配る
難易度によって変わる判断
1スート
すべて同じスートなので、数字が続いていれば必ずまとめて動かせます。場面1や場面2のように、スートで迷うことはありません。考えることは、どの列を掘るかと、空列をいつ使うかの2つに絞られます。まずはこの2つの感覚をつかむ練習に向いています。
2スート
置き場所を選ぶ場面が増えます。違うスートを重ねる手が多くなるので、「あとで空列を使ってほどけるか」まで考えるのがポイントです。列ごとに育てるスートをゆるやかに決めておくと、迷いが減ります。
4スート
同じスートの数字がすぐにそろうことは少なく、違うスートを重ねずに進むのは難しくなります。場面2のように、裏向きをめくるために混ぜる判断が増えます。そのぶん、混ざった並びをほどくための空列の価値が高くなるので、空列を埋める手はより慎重に選んでください。
やりがちな判断ミス
- 動かせるから動かす:置ける場所があっても、動かす必要があるとは限りません。何も良くならない手なら、無理に指さなくても大丈夫です
- 見た目のきれいさを優先する:並びが整っても、裏向きカードが減っていなければ前進はわずかです
- 空列ができた瞬間に埋める:空列は、埋める前に使い道を考えたほうが得です。詳しくは空列の作り方と使い方で解説しています
- 手が止まるとすぐ山札を配る:配ると全部の列にカードが乗ります。配る前に、見落としている手がないか、もう一度確認してください
判断力を上げる練習方法
同じ配置を何度か遊ぶと、判断の差が結果にどう表れるかを確かめられます。クリアできなかったら、同じ配置でやり直して、最初に迷った場面で別の手を選んでみてください。結果を比べることで、どの手が効いたのかが分かるようになります。
難易度ごとの勝率は、メニューの「プレイヤー成績表」で確認できます。数字だけを追うより、「今回はどこで判断を変えたか」を意識すると、上達が早くなります。
当サイトには「1手戻す」があるので、迷ったら実際に試して、良くなければ戻せます。同じ配置でやり直して別の順番を試すのも、上達の近道です。
さらに学びたい場合は、空列の作り方と使い方と詰みやすい盤面の見分け方もご覧ください。全体の考え方は攻略のコツにまとめています。