空列の作り方と使い方

スパイダーソリティアで行き詰まる原因の多くは、カードを動かす「場所」が足りないことです。その場所を作ってくれるのが空列です。空列には、数字やスートに関係なく、どのカードでも置けます。

2スートや4スートで勝てるようになるには、空列をどう作り、どう使うかが大きな分かれ目になります。このページでは、実際の手順を図で追いながら解説します。

空列の作り方

裏向きが一番少ない列を狙う

空列を作るには、その列のカードをすべて別の場所へ移す必要があります。裏向きが残り1枚の列と残り4枚の列なら、狙うのは残り1枚の列です。

同じ「1枚動かす手」でも、空列への近さが違う

めくれたカードの行き先も考える

最後の裏向きカードがめくれても、そのカードに行き先がなければ列は空きません。動かす前に、数字が1つ大きいカードが場に見えているか確認しておくと、見通しが立てやすくなります。

同じスートの連続列はまるごと移す

同じスートで数字が続いている並びは、何枚でもまとめて動かせます。長い並びが残っている列でも、先頭のカードの行き先さえあれば、一度に列を空けられます。

使い方1:混ざった2列を組み替える

空列のいちばん基本的な使い方です。スートが入れ違いになった2つの列を、空列を一時的な置き場にして、同じスートの並びにつなぎ直します。

はじめ:スートが入れ違いの状態です。まず♥8を空列へ移します。
次に:♠8を、列1の♠9の上へ移します。
さらに:♥8を、列2の♥9の上へ移します。
完成:同じスートの並びが2つでき、空列も元どおり残ります。

大事なのは、空列を消費していないことです。一時的に使っただけなので、最後には空列が戻ってきます。空列は「埋めるもの」ではなく「作業台」と考えると、使い道が見つけやすくなります。

使い方2:混ざった列を別の列へ運ぶ

スートが混ざった並びは、まとめて動かせません。ですが、空列を経由すれば1枚ずつ運べます。次の例では、空列2つを使って3枚の並びを運び、その下の裏向きカードをめくります。

はじめ:♠9・♥8・♣7を♦10の上へ運びたい場面です。まず♣7を列3へ。
次に:♥8を列4へ移し、♠9を♦10の上へ動かします。
さらに:裏向きカードがめくれました。♥8、♣7の順に列2へ戻します。
完成:並びを運び終え、空列2つも元どおり残ります。

空列の数と、運べるかたまりの数

同じスートでつながった部分を1つの「かたまり」と数えると、スートが混ざった並びを運べる数は、空列の数で次のように変わります。

空列の数運べるかたまりの数
01
12
24

空列が1つ増えるだけで、運べる量は倍になります。「もう1列空けば、一気に動く」という場面が多いのはこのためです。空列2つで4かたまりを運ぶには、途中でかたまり同士をいったん重ねる工夫が要ります。

空列にキングを置くかどうか

K は空列にしか動かせないので、空列を使うかどうかの判断になります。K を置いた列は、K から A までの13枚をそろえて取り除くまで、空列に戻りません。

置いてもよい場面

待ったほうがよい場面

山札を配る前の空列の埋め方

空列があるあいだは山札を配れません。配るためには、どれかのカードを置いて埋める必要があります。何を置くかは、次の順で考えると失敗しにくくなります。

  1. 動かすと裏向きカードがめくれるカード
  2. 別の列にある、同じスートの連続列をまるごと置く(列を空けられることもあります)
  3. 配ったあとに、同じスートの列へ戻せそうなカード

難易度による空列の重要さ

1スート

数字が続いていれば何枚でもまとめて動かせるので、組み替えのために空列を使う場面はあまりありません。主な使い道は、裏向きカードを掘るための一時的な置き場です。

2スート

スートが混ざった並びをほどくために、空列が役立ち始めます。上で紹介した「混ざった2列を組み替える」手順は、2スートでよく使います。空列が1つあるだけで、できることが大きく変わります。

4スート

同じスートの並びを作るのが難しく、混ざった列も増えるので、空列が勝負の中心になります。空列なしで組み替えられる場面は少なくなるため、1つ目の空列をできるだけ早く作り、簡単には手放さないようにしましょう。

空列でやりがちな失敗

空列を作る練習方法

空列の感覚をつかむには、2スートでの練習が向いています。ゲームの序盤に「どの列を最初に空けるか」を決めて、その列を優先して掘ってみてください。予定通りに空けられたか、空けたあとに何に使えたかを振り返ると、次のゲームに活かしやすくなります。

うまくいかなかったら、同じ配置でやり直して、別の列を先に掘ってみましょう。どの列から手をつけるかで、空列ができるまでの速さが変わることを実感できます。

どの手が正解かは盤面によって変わります。迷ったら試してみて、良くなければ「1手戻す」で戻せます。具体的な場面での考え方は迷ったときの手の選び方、危ない盤面の見分け方は詰みやすい盤面の見分け方をご覧ください。

2スートで試す 4スートで試す

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